ら          《          》

 ライティング
被写体を照明する照明方法全般を意味する言葉だが、室内での人工電源で行なわれる照明を指すことが多い。

 ラッシュプリント
カラーネガフィルムを直接リバーサルフィルムに焼き付けたものを指す。撮影の結果をより早く見るためのもの。

 ライズ
カメラのアオリのうち、上方向へ平行移動することをライズという。その場合の目的は、建物などの上すぼまりを補正するためである。

 ラボ
フイルム現像所のこと、

 ライトボックス
フイルムをチェックするために使う蛍光灯等が入った白い箱。ライトテーブルとも言う。

 ラチチュード
適正露出とみなせる許容範囲のこと。〔露出寛容度〕

 ラチェット
フイルムカメラで巻き上げレバーのあるものは、一気に巻き上げないで、小刻みに巻き上げる機構を持つものがある。ラチェット巻上げ。


 り          《          》

 リチウム電池
リチウム電池はフッ化黒鉛・リチウム電池が最初に登場し、その後2酸化マンガン・リチウム電池が開発され、現在一般的には後者が使用されている。円筒形、コイン形、角形などさまざまの形状をしたものがあるが、高いエネルギー密度と安定性に特長があり、カメラの電源はもとより幅広い範囲で使用されている。

 粒子
フィルムの画像を極端に拡大すると、画像が粒々でできていることがわかる。これがハロゲン化銀(モノクロの場合)や色素カプラー(カラーの場合)の粒子の大きさである。

 リバーサルフィルム
ポジフィルム、スライドフィルムとも言う。現像行程で反転露光をしてポジ像にするフィルム。

 リサイクルタイム
ストロボは、発光してから、次の発光〔充電完了〕までに時間がかかる。これをリサイクルタイム〔発光間隔〕と言う。時代とともにこの時間は短くなっている。

 リングフラッシュ
発光部がリング状になっておりレンズの前枠に取り付け影の出ない撮影が出来る。接写などの撮影で効果的に使われる。

 リングぼけ
リフレックスレンズ〔反射望遠レンズ〕特有のボケ。

 る          《          》

 ルーペ
拡大鏡。写真用語では凸レンズを使用し、ピントグラスに写った画像やフィルムやプリントや印刷物などの拡大像を観察するルーペのことを指す。常用できる倍率は×4程度。フィルムの粒子などを細かくチェックするには×10程度がおすすめ。レンズの構成を複雑にしたものや、非球面レンズを使用した高級タイプもあり、色収差や周辺画像の歪みが少なく、長時間使用しても目が疲れにくい。

 

 



 れ          《          》

 レンズ
レンズはレンズなのだがここでいうのは写真を撮るためのカメラに取りつけるレンズ。

 レンジファインダー
二重像合致等の距離計機能とファインダー機能が一体化したもので、このタイプのファインダーを備えたカメラをレンジファインダー式カメラという。

 



 ろ          《          》

 ローアングル
ハイアングルの反対語で、被写体を低い位置から見上げて撮影するカメラアングルのこと。建物の高さなどを強調するのに適している。

 6×6(ろくろく)
中判カメラの一つ。ブローニーフィルムを6×6センチで使っている。画面が正方形になるのが特徴。ハッセルブラッドのカメラで特に有名だ。

 ロケハン
ロケーション・ハンティングの略語。撮影するのに適した場所を探しに行くという意があり、撮影ポジションや光線状態、交通や宿泊など撮影に関する事前調査の総称で、映画用語が転用されたもの。