か          《          》

 画角
 あるレンズが写し込むことのできる角度。広角ほど広く、望遠ほど狭い。

 傘(アンブレラ)
ストロボの光を拡散させるための、写真用の傘。光を反射させるために光の透過しない素材で作られていて、傘の内側は白い素材が貼られている。

 カメラアングル
写真を撮影するときのカメラの一。ハイアングル、ローアングルなど撮影角度のこと。

 カメラディスタンス
撮影距離のことで、意図表現のファクターの一つ。レンズの焦点距離、カメラアングルなどとともに表現の手段になる。

 カメラポジション
被写体を撮るときのカメラの位置。作画意図に合ったカメラアングルとカメラディスタンスで決まる。

 カメラバッグ
カメラやレンズ、機材を収納するためのバッグ。ハードタイプやソフトタイプなど多種多様。ザックスタイルやウエストポーチもある。外装は防塵、防水仕様となっているものも多い。

 カビ
 レンズにカビが生えたらもちろん程度にもよるが、そのレンズはもう使えない。カメラケースに入れたままほおっておくとカビが生えやすい。

 紙焼き
 印画紙にプリントした写真のこと。

 き          《          》

 記念写真
イベントや旅行先などの思い出として撮影する写真。誕生日、クリスマス、七五三などのファミリーフォトも記念写真といっていいし、記念写真ともなりうる。

 銀塩(フイルム)
一般的な写真用フィルムの感光材料には、「銀(元素記号Ag)」が他の元素と結合した「塩」のうち、臭化銀、塩化銀、ヨウ化銀といった「ハロゲン化銀」が用いられている。そのため、写真用フィルムに感光させて撮る写真のことを「銀塩写真」と言い、フィルムを使うカメラを「銀塩カメラ」と言う。デジタルカメラの登場により、デジタル方式に対して、これまでの写真やカメラの方式を明確化させるために使われることが多い。

 キャッチライト
人物写真やペットの撮影で、目に光源が入った光点のこと。生き生きと写り効果的なテクニックとなる。

 仰角
 被写体を下から見上げるように写すカメラアングルで、ローアングルともいわれる。広角レンズではパースペクティブ(遠近感)が強調され、人物撮影では足が長く、顔は小さく写る。

 逆光
 被写体の後ろから光がやってきている状態。AEカメラだと背景の明るさに引っ張られて肝心の被写体が暗く写ってしまう。ただし逆光はけして悪い写真の条件ではない。わざとシルエットにしたりストロボを焚いて被写体を浮き上がらせる等がある。

 く          《          》

 クイックリターンミラー
一眼レフカメラのメインミラーの機能。影時に跳ね上がった後、すぐに元の位置に降りてくるもの。現行のほぼすべての一眼レフカメラが採用している。

 空気感
風景写真などで霧や雲などによって山並みの遠近を出して立体感を出す表現のこと。朝もやや夕もやなどで雰囲気のある再現ができる。

 グラフィックパネル
カメラ上面の液晶パネルにカメラ外観や機能のイラストを表示し、操作部などをわかりやすくガイドした表示方法のこと。

 グリップタイプストロボ
カメラの底面に装着した取り付けステーなどに付けて使うストロボで、ストロボ本体がグリップ上になったもの。クリップオンタイプより大光量のタイプが多い。シンクロケーブルなどでカメラと接続し、電源は外付けの外部電源を使うものがある。

 首切り
 人物撮影で、ちょうど人物の首の位置に水平線、地平線、電線、看板、腕木などが写り、首を串刺しにしたように見える状態のこと。

 け          《          》

 

 

 

 こ          《          》

 構図
写真や絵画などで点像やライン、形状、陰影、色などの配置、バランスなどを考えて画面を構成すること。基本形としてはS字状、三角形、放射状、台形上、対象形などがある。

 光学ガラス
 ガラスのうち、レンズに使える性質を持ったガラスのこと。屈折率や分散比にいろいろな種類があり、その種類は、数100種になるがそのうちで使われているガラスは、限定される。

 高屈折ガラス
 開放F値の明るいレンズを作るのに有利なガラスだが、一般に黄色い着色が付きやすい。コーティングにひと工夫必要である。

 ゴースト
画面内に太陽、ライト、強烈な反射などがあるとき、レンズ面での反射の繰り返し、レンズの縁や内壁などが写り込んだ像。多角形の絞り開口上に写ったり、フレアとして写る。本来は実現しないものが写るから有害光といわれるが、意識的に写し込んで作画の効果として利用することもある。

 コラージュ
フランス語(collage)で張り合わせの意味で、写真やイラストなどの断片を張り合わせて構成する絵画や写真のこと。

 コントラスト
画面の明暗の対比。明暗の対比が大きいときを高コントラスト、小さいとき低コントラストとかフラットと表現する。

 コンパクトカメラ
広義には「コンパクトなカメラ」全般を指す。撮影レンズとビューファインダーが別になっているため、視差が生じることが欠点。