た          《          》

 多重露光
一コマに何回も被写体を写した写真のことをいう。被写体によっては、露出の補正が必要となる場合がある。

 多分割測光
測光方式の一つ。画面の中をいくつかの区画に区切り、それぞれの区画の露出を計った上で、最適な露出を決める方法。逆光に強いという特徴を持つ。画面をどんな風に分割するか、測光後のアルゴリズムなど各社がしのぎを削っている。

 段階露出(ブラケッティング、ブラケット)
状況によって、最適な露出をつかみにくいことがある。そこでAEが示した露出を中心に、露出を変えながら何枚か撮影して現像が上がってからどれを採用するか決めればよい。-1EV、-0.5、補正無し、-0.5、+1というように段階的に撮影する。

 単焦点レンズ
ズームのように焦点距離が変えられないレンズをいう。ズームレンズよりもコンパクトであること、レンズ性能が高いことなどから、こだわり派に好まれる。

 ち          《          》

 中型カメラ(中判カメラ)
ブローニーフィルムを使うためのカメラを「中型カメラ」と呼ぶ、ブローニーフィルムを使っているものであれば6×4.5センチでも6×9センチでも中型カメラである。

 直射光
方向性のある強い光で、濃い影を作る。通常、真昼の太陽の光が直接当たる場合を直射光というが、ストロボなどを直接照射する場合も直射光源に該当する。コントラストの強いメリハリのある風景写真を撮影するときにはよいが、ポートレートや花の撮影にはむかないため、日陰でレフを当てたり、拡散板を使って柔らかい照明に変換して撮影したりする。

 沈胴式
レンズがカメラ本体の中に引っ込む形式をいう。レンズという出っ張りがなくなるので携帯性が良くなる。

 中央部重点測光
AEの測光方式の一つ。画面全体を測光しながら、特に中央の露出を優先させる方式。

 つ          《          》

 



 つぶれる
フィルムや印画紙は最大濃度、最小濃度に限界があり、被写体の明暗差をすべて再現することはできない。したがって、暗いところはデティールのない真っ黒になってしまうが、このように被写体のデティールが見えず真っ黒になった状態になることをつぶれるという。

 て          《          》

 デジタルズーム
 デジカメ液晶に写し出されている映像の一部分をどんどん拡大していき、遠くの物を拡大して撮影できます。一部を引き延ばすのでどんどん画像が荒れていきます。

 デフォルメ
被写体の形状を作者の意図により変形させて表現すること。変形ミラーや特殊フィルターを使ったり、プリントの際に斜めに結像させたりして画像をゆがめ、イメージ通りの映像を作り出す。

 手ブレ
露光中にカメラが動いてしまい像がぶれること。意図的にカメラをぶらして作品を作ることもたま〜にある。ピンボケ以上に画質を悪くしている原因でもある。カメラのミラーショックやシャッターショックなどもぶれの原因である。

 点光源
極めて小さい1点から発する光で、あらゆる方向に放射する光源のこと。典型的な点光源としては夜景に見る電灯光や星の光があげられる。

 D・P・E
Development(現像)Print(プリント)Enlagement(引き伸ばし)のそれぞれの頭文字をとったもの。このような写真の現像やプリントのサービスをしている店をDPE店と言う。

 デート機能
日付を画面内に写し込む機能。年月日、撮影時間などを写し込むことができる。

 と          《          》

 トップライト
真上からの照明。高さにもよるが、シャドー部が下方に流れるので人物では鼻や唇の下に濃い影ができるため、単独で用いられることは少なく、髪の毛の輝きを出すための補助光として利用されることが多い。

 飛ぶ
フィルムや印画紙は最大濃度、最小濃度に限界があり、被写体の輝度範囲すべてを再現することはできない。したがって明るいところは完全に白くなり、デティールがなくなるが、このように白い部分のデティールがなくなり、真っ白になることを「飛ぶ」と表現する。

 トリミング
フィルムに記録された画像の一部分だけを拡大してプリントすること。画面に写った余分なものを除いたりすることができる。